Hello! English Flower GardenのErika Masuiです。
先日、私がE-Learning用のコンテンツを一部制作させていただいた
株式会社コスモピアが運営する子ども向け絵本読み聞かせサイトがオープンしました!
フォニックスに関するクイズ
また小学生向けのReadersの読解問題などを作成しました。
本の数やジャンルが多く、とてもおすすめです♪
本は音声を聴きながら読めます。そして読んだ後にはクイズにも挑戦できます!
(クイズは本のレベルによって、英日両言語でかかれています)
さて、私は英語教育に携わり始めて10年程経ちます。
「読み書きっていつはじめたらいいの?」
という質問をよく受けます。
実際いつから始めるべきなのでしょうか?
英語を母国語としている国では3ー4歳頃からフォニックスをやり始めます。
フォニックスとは、アルファベットを実際に読むときの音で覚える学習方法で
ABC (エイビーシー)と発音するのではなく、
abc (あ、ぶ、く)と発音して覚えます。
こうして読み書きのスキルを身につけていきます。
え・・?じゃあ、4歳から始めるべきなのか・・?
いえ、これは英語を母国語としている子供たちの話です。
日本でいうと、ひらがなを学び始めている時期ですね。
もうある程度言葉も話せる状態です。
そのため、第二言語として英語を学んでいる子供たちは
年齢で考えて始めるより、
英語を聴く耳と話す力がどのくらい身についているかで決めるのが良いでしょう。
タイミングとしては簡単な会話ができるくらいが丁度良いです。
一番忘れてはいけないことは
言語を学ぶ自然な流れです。
聴く⇨話す⇨読む⇨書く というスキルを身につけていく流れが理想ですよね。
私たちが日本語を身につけた時と一緒です。
英語がまだ聞き取れていない状態や
まだ話もできない状態では早いのです。
読み書きのスキルを先につけてから
会話のスキルが追いついてくる学習方法はあまり成功例としては聞いたことがありません。
もちろんゼロではありませんが、、!
なので、焦らず、英語のインプット(聴くこと)をできるだけたくさんやっていただきたいです。
耳が慣れれば、読み書きのスキルもスムーズに身につきます。
焦らなくて大丈夫!!
私の体験談を語らせてください。
数年前、小学生向けのフォニックスのクラスを教えていたことがあります。
読み書きを学ばせたいと思ってクラスに入っていただいていましたが、
「読み書き」のスキルが「聴く話す」のスキルより圧倒的に強くなってしまったことがあり、
「読めるけど、、意味がわからない、、」
という生徒さんが出てきてしまったのです。
このままではまずい・・・・
と思い、クラスの内容をガラッと変え、
読み書きのスキルも少しずつ伸ばしながら、インプット中心のクラスにしました。
その時に改めて言語を学ぶ自然な流れを保つ大切さについて実感したのです。
この時、効果的だったのが「多聴多読」でした。
多聴多読とは、文字の通り、多く聴いて多く読む学習方法です。
実際に何をしていたかというと、
レッスンで一緒に絵本を1冊読み、本の内容について質問などを加えながら話したり、
その本の内容に沿ったアクティビティ(歌、クラフト、ゲームなど)をします。
その後、宿題として絵本の音声を何度も聴いてもらい、慣れてきたら読める単語だけでも声に出してシャドーイングして、その絵本の感想を書いてきてもらいます。(一文でOK)
このような内容でレッスンを半年続けていたら・・・
今まであまり話せていなかった生徒さんも
段々と話してくれるようになってくれました。
読んでいる内容もどんどんわかるようになっていき、
感想文も長くなっていきました。
生徒さんも英語を学ぶ楽しさが増しました。
・・・・・
長くなってしまいましたが、この文章の初めに紹介した株式会社コスモピアが運営するE-Stationでは多聴多読を体験することができます。
まだ英語で会話ができるレベルまで至っていなければ、
読み聞かせを中心にたくさん英語を聴いて、耳を育ててくださいね。
もし、会話がある程度でき、
フォニックスや読み書きをある程度学習し始めているレベルでしたら
読み聞かせ且つ目で文字を追ってシャドーイングする練習も加えてみてくださいね。
クイズもね!
それでは、See you!
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